橘玲さん。「家族や恋人などの関係を『愛情空間』と呼ぼう。愛情空間の周りには、親しい友達との『友情空間』がある。『友達ではないけれど他人ではない』、先輩・後輩や上司・部下を含めたつき合いを、愛情や友情と纏めて『政治空間』と名付けよう。（政治空間のむこうに広がる）他人によって構成され、貨幣で繋がる世界を『貨幣空間』と呼ぼう。愛情空間は２人から10人くらいの小さな人間関係で、半径10メートルくらいで収まってしまう。ところがこの小さな世界が人生の価値の大半を占める。友情空間は最大でも2、30人くらい（普通は10人前後）、半径100メートルほどの人間関係だ。政治空間まで範囲を拡げても、登場人物は100人くらいにしかならない（年賀状の枚数とだいたい同じだ）。一方貨幣空間は、原則的にその範囲は無限大だ」確かに。
