有事のロジック

nakatomimoka2012-07-04

原田泳幸さん。「今回の震災で私はまず、被害状況を知るために情報を整理させました。『ピープル=P(人的被害の状況)』、『ソーシャル=S(社会的責任の状況)』、『ビジネス=B(事業の状況)』の視点から、全国各地がどのようなダメージを受けたか、『赤(甚大な被害)』『黄(危険)』『緑(問題なし)』と色分けさせたのです。当然、人命救助が最優先です。また、社会的責任を果たして初めて事業が存続できます。ですので優先順位はP,S,Bの順です。大事なのは、時間の経過とともにそれぞれのリスクの状況が変化することです。震災発生後、主に50人前後のチームが本部で震災対応に取り組んでいます。私は対策会議の早い段階で『P・S・B』という考え方の枠組みを提示しました。それぞれの担当者を兼ねさせないことも大切です」冷静に分析して。