理解の本質とヘッブ則

nakatomimoka2012-08-20

安宅和人さん。「異なる情報をもった2つ以上のニューロンが同時に興奮し、それがシナプスでシンクロした時、2つ以上の情報がつながったということができる。すなわち、『理解することの本質は既知の2つ以上の情報がつながること』であり、既知の情報とつなぎようがない情報を提供しても、相手は理解のしようがないのだ。この結果、シナプスに由来する特性として、『つなぎを何度も使うとつながりが強くなる』ことが知られている。例えばてみれば、紙を何度も折ると、折れ線がどんどんはっきりしていくることに似ている。これはヘッブという人が提唱したことから『ヘッブ則』と呼ばれているが、何度も情報とのつながりを想起せざるを得ない『なるほど!』という場面を繰り返し経験していると、その情報を忘れなくなる」たとえ話が有効なわけだ。[Photo:Y]