力の使い方は力の抜き方

nakatomimoka2012-09-08

広岡達朗さん。「打つのでも、投げるのでも、ゆっくりやっているうちは力に頼っているんですよ。バットを振るスピードのなさ、ピッチングの腕を振るスピードのなさを力で何とかしようとしていると言ったほうがいいかもしれませんね。それは結果として、どうしても”力む”ということになる。例えば王のバッティングで言えば、ものすごいスピードでバットが振られているんですが、身体のどこにもちっとも力が入っていませんね。スピードを導いているのは力じゃない。『氣の使い方』に導かれた『力の使い方』なんです。そして、その『力の使い方』というのが、実は『力の抜き方』ということなんですよ。力を抜かないと、決して速く振れない。うまくいっているときは、自分でそうやった記憶がない。どこかに力を入れた記憶もいっさいない」力を抜く。