水道哲学

nakatomimoka2012-10-30

武沢信行さん。「昭和7年5月5日、大阪・堂島の中央電気倶楽部で開催された松下電器の第一回創業記念式典で松下幸之助はこう発表した。『産業人の使命は貧乏の克服である。その為には、物資の生産に次ぐ生産を以って、富を増大しなければならない。水道の水は値ある物であるが、通行人がこれを飲んでも咎められない。それは量が多く、価格が余りにも安いからである。産業人の使命も、水道の水の如く、物資を無尽蔵たらしめ、無代に等しい価格で提供することにある。それによって、人生に幸福をもたらし、この世に楽土を建設する事が出来るのである。松下電器の真使命もまた、その点に在る』ここに松下電器と幸之助の生きる目的が明示された。従業員は、働く目的を聞かされて歓喜した」当時は貧乏を克服することが使命であった。今の時代、何を使命とすべきや。