手を合わせて拝むような

nakatomimoka2013-05-08

松下幸之助さん。「実は最近、私は晩に寝るとき、また朝起きましたとき、まず手を合わせます。私はある特定の宗教に信仰心をもっていません。しかし、この難局を切り抜けたいと思いますときに、家であれば仏壇がございますから、先祖に対してお願いするような気分といってよいと思うんですが、なんとかして難局を切り抜けるようにやらせていただきたいと、手を合わせて拝むような気分になるんです。この難局をなんとかして切り抜けるため、お得意先の信頼を得るためには、われわれは相当の働きをせねばならない。その相当の働きをどうか自分にさせてもらいたいという気持ちから、思わず手を合わせて祈る気分になるんです。そういう気分を日々味わいながら、私は最近の仕事に取り組んでいるのです。」なんとなく、分かる気がするような、この気持ち。