自分ながらよくやった

nakatomimoka2013-05-09

松下幸之助さん。「日一杯働いて、行水で汗を流すわけです。その行水をしたときにふっと、”きょうは、朝から自分ながらよくやったなあ”という感じがしたことを覚えておりますが、そのときには非常に満ち足りた気分を味わったように思います。巨万の富を得て喜ぶということがどんなことか知りませんが、私はそのときに、自分で自分の仕事をたたえるような気分になって行水をつかっておった、そのときの心持ちというのは、今も忘れることができないうれしいものです。人から評価してもらうことも、むろんそれによっていろいろ感慨もありますけども、それよりも自分で自分を評価するといいますか、自分で自分をほめるとでもいいますか、そういうような心境がずっと続いたならば、その人はいわゆる世の成功者であるという感じがいたします」そんな日を。