意義ある先延ばし

nakatomimoka2013-06-16

ジョン・ペリーさん。「私の行動で最も合理性から遠いものといえば、『先延ばし』だろう。私は、いつまでたってもやるべきことに取りかからない自分にうんざりし始めていた。ところがそのとき、あることに気がついた。私に関する客観的な評価は、たくさんの仕事をこなし、勤務先であるスタンフォード大学に、私の専門である哲学の分野でそこそこ貢献しているというものだった。なんとも矛盾しているではないか。そこで私は、重要な仕事に着手する代わりに、この難問について考えを巡らせ始めた。そして、自分は何かを先延ばしにする代わりにほかの多くのことを成し遂げられる人間なのだと気がついた。つまり、私の先延ばしは『意義ある先延ばし』なのだ」試験の前になると、急に部屋を片づけたり本を読み始めたりするこの傾向を、どうやって人生に活かすか。