鮒谷周史さん。「『自分には先送り癖があって、どうにもならない』というご相談を頻繁に受けます。この問いに対する私の答えは、「先送りすることによって、『やるべきことが積もり積もってにっちもさっちもいかなくなっている自分の姿』を想像して下さい」というもの。先送り癖とは、つまるところ、「今の苦しみと先の苦しみの比較をして、『今やるほうが苦しい(≒面倒だ)』と思うところから生まれるもの」です。けれども本当は、誰がどう考えたって、「先送りによって雪だるまのようにやるべきことが増え、その重みに押し潰されそうになったり、敵前逃亡の誘惑に駆られる」ことのほうが、苦しいのです。それでもなお、先送りしてしまうのは、「先送りした後のこと」について、思いを巡らせないから」なんとかなると思ってしまうんですよね。