サロン文化考

nakatomimoka2013-08-03

グランフロントの都市魅力研究室で開催された「うめきたTalkin'About」の「サロン文化考」に参加してきた。話題提供者は東京大学/音響空間デザイナーの辻邦浩さんと大阪ガス近畿圏部の山納洋さん。人をひきつける地場を持ち、そこで人と人が出会い、そこから文化や経済を生みだしてきたサロンに思い入れのあるお二人の話がまず面白かった。で、人と場所という二つの側面があるように感じた。梅棹忠夫さんのサロン。人物・文物を出会わせさえすればそこに考案が起こったといわれた木村蒹葭堂。博覧強記になれば行く先々で自分がサロンになれると考えたという山納さん。アジテートする人だけでなく、マダムの存在の必要性。それから場所。京都の進々堂をはじめとする場所としてのカフェ。まだ人と場所の要素が融合できていないけれど。開いてみたいな、サロン。