企業に肉をつける

nakatomimoka2014-01-28

稲盛和夫さん。「確かに利益が出ると、半分強は税金で持っていかれますが、残りの約半分は企業内に残るわけです。私は企業経営の本質を考えた場合、この税引後利益を大事にしなければならないと思うのです。企業に肉をつけ、体力をつけるには、これを貯えていく以外に手はないのです。これが、企業に厚い内部留保と高い自己資本比率をもたらすのです。そのため、いくら税金がかかろうと、高い利益率を確保するよう努めなければならないのです。私は税金を経費と同じように考え、この税金を差し引いた残りを営々と企業内に蓄積してきました。その結果、厚い内部留保を実現することができ、それが企業の安定性と信頼性、そして何よりも従業員の雇用の確保をもたらしたのです。また、体力があればこそ、新たな事業へのチャレンジも可能となるのです」肉を。