具体と抽象の振れ幅

nakatomimoka2014-04-25

楠木建さん。「『この人は頭がいいな、デキるな』と感じさせる人は、決まって思考において具体と抽象の振れ幅が大きい。ドワンゴ川上量生さんもその1人である。たとえば、以下のような話。『ウィキペディアの場合だったら、ユーザー同士に議論を重ねさせて、『答えを収束させていくエンジン』ですよね。だったら逆に、『答えを収束させないエンジン』があってもいいじゃないかと考えたんです』また彼はこんなことも言っている。『僕の理想って、『非効率な社会』なんですよ。すごい狭い世界だけをみてみると、そのなかではみんな効率的に一生懸命やっているけれど、社会全体でみるとすごい非効率。そういう社会が、きっと住む人にとって一番幸せな社会だと思ってるんですよね』こうした構想を具体化したのがニコニコ動画というわけだ」抽象を具現化。