両極をエレガントに

nakatomimoka2014-04-24

鮒谷周史さん。「美しく、さりげなく、芸術的に決める営業とは、「両極をエレガントに取りに行くところから生まれる」ものだと考えています。両極というのは、たとえば、親しみやすさと近寄りがたさと、豪腕と技巧と、大人っぽさと子供っぽさと、重厚さと軽薄さと、老獪さと純朴さと、固さと柔らかさと、攻めと守りと、とか、なんでもいいのですが。これら両極、両端を意識しつつ、振れ幅をギリギリの範囲まで大きく、かつ、頻繁に往復させる、ということです。ただし、まず、基本的なスタイル、ポジションを決めることが大切です。その上で、基本から意図的に逸脱させた変化を作り出し、両者に適切、かつ、絶妙なさじ加減を加えること。歌舞伎という文化においても、「和事」「荒事」の二種類の演技・演出の基本として発展していきました」両極を持ち懐深く。