社会的報酬もドーパミン

nakatomimoka2014-06-11

中野信子さん。「定藤規弘教授のグループでは、fMRIを使って、『報酬としてお金を得たとき』と『褒められたとき』の脳の状態を比較しました。その結果、他人に褒められたときに反応する脳の部位と、金銭をもらったときに反応する脳の部位は、まったくおなじ部分(線条体)であることがわかりました。つまり、『社会的報酬』とは言葉の上の遊びではなく、脳にとってはまさしく『報酬』そのものであることを示しています。それだけではなく、社会的報酬と金銭的・生理的報酬が脳の同じ部分で評価されているという事実は、これらが交換可能であることを示します。そして、ドーパミンによる報酬系の活性化の度合いが、報酬の大きさ・価値を決めるための物差しとして使われているわけです」より長期的なご褒美・ニンジンに向けたトレーニングが徳か。