わたしとあなたを起点に

nakatomimoka2014-10-30

古賀史健さん。「過去から未来、そして宇宙全体までも含んだ、文字通りの『すべて』が共同体なのです。アドラー心理学では、『すべての悩みは、対人関係の悩みである』と考えます。不幸の源泉は対人関係にある。逆に言うとそれは、幸福の源泉もまた対人関係にある、という話でもあります。そして共同体感覚とは、幸福なる対人関係のあり方を考える、最も重要な指標なのです。共同感覚のことを英語では、social intrestといいます。つまり、社会への関心ですね。社会学の語る社会の最小単位は、『わたしとあなた』です。ふたりの人間がいたら、そこに社会が生まれ、共同体が生まれる。アドラーの共同体感覚を理解するには、まずは『わたしとあなた』を起点にするといいでしょう。そこで自己への執着を他者への関心に切り替えていくのです」まず相手から。