共同体感覚

nakatomimoka2014-10-29

古賀史健さん。「対人関係のゴールは、『共同体感覚』です。これはアドラー心理学の鍵概念であり、その評価についてもっとも議論の分かれるところでもあります。もしも、他者が敵ではなく仲間だとしたら、仲間に囲まれて生きているとしたら、われわれはそこに自らの『居場所』を見出すことができるでしょう。さらには、仲間たち―つまり共同体―のために貢献しようと思えるようになるでしょう。このように、他者を仲間だと見なし、そこに『自分の居場所がある』と感じられることを、共同体感覚といいます。アドラーは自らの述べる共同体について、家庭や学校、職場、地域社会だけでなく、たとえば国家や人類などを包括したすべてであり、時間軸においては過去から未来までも含まれるし、さらには動植物や無生物までも含まれる、としています」すべてが汝の隣人。