ドリップの抽出技術

nakatomimoka2015-09-23

田口護さん。「カフェ・バッハの抽出トレーニングで最初に徹底して行うのが『湯の太さ』と『湯の注ぎ方』である。湯の太さは直径2〜3ミリが基準。そこから少し細く注ぐ、あるいは太く注いで味の濃度を調節する。湯の適温は82〜83℃。湯温が高すぎても低すぎても珈琲のうまみを十分に抽出できない。ただ、味の濃度を調節する上で『+−5℃』の範囲で調節が必要である。+5℃だと味は濃くなり、−5℃だと薄くなる。高い湯温で淹れるほど苦味の成分が抽出されやすい。一湯目で、湯を粉全体にしみこませるプロセスをむらしという。むらし時間が短いと味が薄くなり、長いと味がしっかり出る。むらし時間は杯数にかかわらず20秒〜30秒。豆の分量は浅煎りで1杯10g、2杯15g、中煎りで2杯18g、深煎りで2杯20g」83℃だとまろやか。