栄光は振り返らない

nakatomimoka2015-10-15

山下泰裕さん。「過去の栄光だけで生きるような生き方だけはしたくない。過去を振り返ることが好きじゃないんです。人間は死ぬまで勉強、死ぬまで成長できるはず。スポーツは若い時に結果が出るけれど、その財産で食おうという人生はきわめて寂しいと思うんです。五輪で活躍したり、プロで頂点に立つまで頑張ったりした人は、そのプロセスの中に人生成功のエッセンスを踏んできた。だから現役をやめた後、どんな社会、世界に飛び込んでも成功できる、新しいチャレンジもきっとうまくいくと思うのです。私はこの30年、現役時代に負けないくらい頑張ってきたつもりですが、私を紹介する言葉はいつも五輪優勝と国民栄誉賞で終わります。ああ、どんなに逆立ちしても過去の栄光を乗り越えられないのか」人生のピークと思うイベントがないのは幸せなのかも。