主導権のある時間帯

nakatomimoka2016-01-05

鈴木博毅さん。「孫子を読むと、戦場には3つの時間帯があることがわかります。(1)主導権がまだ定まっていないとき、(2)実際の戦闘、(3)戦闘の結果、大勢が決定したとき。『勝機を見出したときは、すかさず攻勢に転じなければならない』『攻めにまわったときはすかさず攻めたてて、敵に守りの余裕を与えない』『あらかじめ勝利する態勢をととのえてから戦う者が勝利を収め、戦いをはじめてからあわてて勝機をつかもうとする者は敗北に追いやられる』主導権がまだ定まっていない時期の時間密度が重要です。この時間帯で勝負をかけることで、残りの時間帯の成果が完全に決まるからです。主導権が定まっていないときこそ、全力で勝負をかけるときです。孫子は主導権が宙に浮いているときに、驚くべき速さを発揮せよと主張します」まだ主導権がある時に全力集中。