ドーナツ化現象

nakatomimoka2016-08-04

鮒谷周史さん。「批評という行為を中心に持ってくると、往々にして実践の絶対量が欠乏するもの。体を動かさなくても、頭と口さえ動けば、「批評(≒断罪)」することは難しくありません。そして自尊心が満たされます。それと反比例するかのように、リアルな対人関係が減少し、一方でお勉強する時間は増えるから、語彙が増え、脳の回転数も早くなり、口も文章も、どんどん達者になる。反対に、自ら動く人(実践者)は、座り続けている人よりは座学の時間が取れないから、知識の面からいっても、頭の回転具合からしても、討議、討論すると負けてしまう。それまでに近い距離にあった人から、そっと、そして、順番に、人間が離れていくのです。けれども逆に、遠くにいる人は、その博識ぶりと切れ味の良い(小気味良い)断罪ぶりに喝采し、どんどん集まってくる」注意。
出典: http://www.2nd-stage.jp/verup/