日常に遊びを取り戻す

nakatomimoka2017-06-15

泉谷閑示さん。「私たちが『日常/非日常』を区別していること自体が問題なのかもしれません。私たちは、『日常』という言葉についつい『ルーチンでつまらない時間』というニュアンスを込めてしまいがちなのですから。そこでまずは、この色あせたニュアンスをまとった『日常』というものをいかに非日常化して、区別なく味わい深いものにできるか、つまり、人生の時間を丸ごと『遊ぶ』ことができるかが問われてくるのです。ニーチェは人間の最も成熟した在り方を『小児』という象徴で語りました。この『小児』とは、『創造という遊戯』に満ちた存在です。創造こそが最高の遊戯であり、『遊ぶ』とはすなわち創造的であるということです。物事を深く『味わう』ためには、その物事に向って、『小児』のように創造的に『遊ぶ』ことが大切なのです」遊びを。