マジカルナンバー7

nakatomimoka2018-05-11

黒川伊保子さん。「七は、人がとっさに短期記憶できる情報数の、平均の最大数なのである。ヒトの脳には、瞬時の認識のために使われる入れもののようなものがあり、そのうちの七つは、原始的なもので、特に訓練しなくても、誰もが使える。また、七つの入れものが満杯になると、意識全体に、『すべて取り揃った』『一巡した』という感覚をもたらす。多くの古代宗教で七日を一括りとしたのは、この脳の認知特性と無関係ではないと思う。キリスト教イスラム教の一週間という生活単位だけではなく、仏教にも『初七日、二七日……』という数え方がある。死者の魂は、成仏するまでに七日ごとに七つのステップを上がり、七七日(四十九日)をもって完遂する。こうして『七日』という単位の、納得が、二千年以上も世界中の人々の暮らしを支えてきた」人類普遍の7。