人はなぜゲームを遊ぶ

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玉樹真一郎さん。「マリオとゼルダ、それぞれが直感を生みだす原動力をまとめます。マリオの例では、人々に共通する脳や心の性質を利用している。ゼルダの例では、人々に共通する記憶を利用している。これらふたつの異なるアプローチに共通するのは、人間への理解が必要だという点です。人はなぜ、ゲームを遊ぶのか? なんだか哲学的にも響く問いではありますが、以下がこの本のこたえです。ゲーム自体がおもしろいからではなく、プレイヤー自身が直感する体験そのものがおもしろいから、遊ぶ。(略)疲れと飽き。これこそが、直感のデザインが抱える致命的な欠点なんです。脳というものは、同じ刺激が何度も繰り返されると反応が徐々に弱まっていくようにできているからです。心理学では心的飽和や馴化とよばれています」脳や心の性質と、共通記憶。