つながりとドーパミン

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樺沢紫苑さん。「オキシトシンは、『お酒をもっと飲みたい』という衝動を抑える作用がある。オキシトシンは、ドーパミンの闇の側面、『もっともっと』を抑制できる。ドーパミンの暴走(依存)に対してブレーキをかけるのです。実際、アルコール依存症の患者さんをみると、ほとんどの患者さんは『孤独』の問題を抱えています。逆に依存症では、グループセラピーは高い効果があります。『孤独』が依存症を悪化させ、『つながり』が依存症を治療していくのです。その一方で、ドーパミンのポジティブな側面(幸福感)を増すという研究があります。オキシトシンを投与すると、中脳のドーパミンが増えて、幸福感が増すのです。『1人でやるよりも、みんなでやったほうが楽しい』という体験は、脳科学的に正しかったということです」みんなと楽しんで幸福。