複雑でまとまりがあると

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イングリッド・フェテル・リーさん。「研究によれば、人はやや複雑さの高い環境を好むが、その複雑さがまとまりのある構造をなしていない場合は魅力を感じないからだ。環境が複雑であればあるほど、空間に秩序と安心感をもたらす調和の基調が必要になる。この意味で、調和は「豊かさの美学」を補う重要な要素になりうる。そういえばディランズ・キャンディーバーでは、店内に統一感を出すために、一貫性のある要素を取り入れていた。お菓子は多種多様で、見た目もまったく違っていたが、それらの入った透明なアクリル製の瓶は大きさとかたちが統一されていた。人は「複雑」で「まとまり」があると魅力を感じるのだ。共通項のあるものを近くに配置すれば、それらは一つのまとまりに感じられる。その共通項は、色、かたち、素材でもいい」まとまりを。