祝いは喜びの頂点

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イングリッド・フェテル・リーさん。「祝いは暮らしにおける喜びの頂点にあたる。人々は結婚やパートナーシップ、勝利や収穫、成長や新たな門出を祝う。そうした瞬間には喜びが溢れるように思われ、人々を集めて歓喜を分かち合いたいという、抗いがたい衝動に駆られる。数百人の招待客を集めるホテルでの宴会であれ、公園での家族との少人数のものであれ、喜びの頂点にある人々は共通体験の中に引き込まれる。日常活動の手をしばし止めて、乾杯し、踊り、羽目を外し、浮かれ騒ぐ。個人としての好みや望み、心配事はひとまず脇に置き、集団として沸き上がる喜びに浸る。なぜそうするのだろう? 進化という観点から見れば、祝いはとても軽薄にも思える。羽目を外し、浮かれ騒ぐことに貴重な資源とエネルギーを使えば、生産的な取り組みがおろそかになる」祝い。