鼻から吸い口から吐く

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北川貴英さん。「健康な人であれば、呼吸の際に鼻で空気を出し入れします。一方、システマブリージングでは、鼻から吸って口からフーッと吐きます。通常の呼吸とはほんの少し異なるやり方で息を吐くことになります。これは何らかの負荷がかかった状態で使うことを想定しているためです。負荷がかかると身体は緊張し、より多くの酸素を欲するようになります。それを満たすためには取り込む空気の量を増やさなければいけません。この場合、鼻よりも大きな通気口である口を補助として使うことになります。しかし、口から息を吸うのは禁物です。なぜなら息を吸う時には身体をアクティブな状態へと導く交感神経が興奮します。口から吸うと多量の空気が一気に体内に流れ込み、ただでさえ興奮している交感神経をさらに興奮させてしまうことになるのです」呼吸。