デイヴ・アスプリーさん。「安全であることを伝える合図を脳に送ることで、闘争・逃走状態を回避することができる。そんな合図のひとつが、心を落ち着かせるやさしい声だ。それに効果があるのは、人間の脳に本来備わっている仕組みだ。親はわが子に対して本能的にこの作戦を使うが、声のトーンを変えることは大人にも効果がある。瞑想の指導者は、ゆっくりとした独特のリズムで静かに話す。脳に安全を感じさせるもうひとつの方法は、幸せな場所を思い浮かべることだ。心が穏やかなときに、自分にとっての安全な場所や、幸せな場所を決めておこう。目を閉じて、くつろげて、満足できて、平和な環境を思い起こそう。見えるもの、匂い、聞こえてくる声や音など、なるべく多くの知覚情報を結び付け、細かい点まで思い描いておこう」声のトーンと場所。
