新谷学さん。「編集部の明るいムードは大切だ。もちろん校了作業でゲラを読んでいるときなどは真剣勝負だが、みんなで出前を食べているときにはバカ話をして笑い合う。そういう雰囲気が大事なのだ。職場は明るく楽しくないとダメ。会社に行くのが楽しく、同じ釜の飯を食った仲間たちと苦楽を共にすることに充実感がある。そういう空気がないとおもしろい雑誌は作れない。『やらされている』のではなくて、自分の意思で『おもしろがってやる』仕事でないと続かない。そのためには、誰よりも編集長がそういう姿勢を見せないと、現場は明るくならない。リーダーの良し悪しは、『この人のためならやろう』と現場に思って貰えるかどうか、で決まる。あるいは、『この人についていくと、なんかいいことがありそうだな』と思って貰えるかどうか」明るく楽しく。
