気晴らしの誘惑

オリバー・バークマンさん。「そう考えれば、いわゆるデジタルデトックスとか、メールを決められた時間にだけチェックするという戦略がうまくいかない理由は明らかだろう。気晴らしの対象を物理的に制限するのは、確かにデジタル依存症の治療には役立つかもしれない。でもデジタルデトックスをしたからといって、気晴らしの欲求自体がなくなるわけではない。SNSのアカウントを消して山小屋に籠ったとしても、それで大事なことに集中できるかというと話は別だ。たとえフェイスブックが見られなくても、何らかの形で気晴らしの誘惑はやってくる。空想に逃げ込んだり、眠くないのに昼寝をしたり、あるいは(生産性オタクなら)やることリストを整理したり。とにかく何でもいいから、大事なことに集中しない為の方便を探しはじめるはずだ」試験の前の整理。