ビッグロックの法則の嘘

オリバー・バークマンさん。「『ビッグロックの法則』をご存じだろうか。最初に言い出したのはスティーブン・コヴィーだが、これが生産性オタクのあいだで大人気になり、現在に至るまでさまざまなバージョンでうんざりするほど語り継がれている。ただし、これはイカサマだ。そもそも教師は、瓶に入るだけの量の石しか持ち込んでいない。大きな石は何個入る、と前もって確認していたわけだ。でも時間管理の本当の問題は、大きな石があまりにも多すぎることにある。そもそも実生活では、大事なことのほとんどは瓶に入らない。前もって細工されたクイズとはわけが違うのだ。だから本当の問題は、大事なこととそうでないことを区別することではない。大きな石(大事なこと)が沢山ありすぎるときに、いったいどうするのか、ということだ」優先順位だ。