明日のことは明日が

オリバー・バークマンさん。「『明日のことを心配してはなりません』と言うキリストの教えの意味が腹落ちしたのは、ジッドゥ・クリシュナムルティを通じてだった。『実は、私は何が起ころうと気にしないのです』。悲しみや哀れみや怒りを感じてはいけないということではない。『何が起ころうと気にしない』生き方とは、未来が自分の思い通りになることを求めず、したがって物事が期待通りに進むかどうか一喜一憂しない生き方だ。未来を良くしようという努力を否定するものでもないし、苦しみや不正をあきらめて受け入れろという意味でもない。そうではなく、未来をコントロールしたいという執着を手放そうということだ。そうすれば不安から解放され、本当に存在する唯一の瞬間を生きられる。つまり、今を生きることが可能になる」取り越し苦労をしない。