注意力にも限界がある

オリバー・バークマンさん。「時間と同じく、注意力にも限界がある。ヒトが外部からの刺激によって注意を奪われるように進化したのは、その方が生存に有利だからだ。意識しなくても自然に入ってくる情報がなければ、人間は生きていけない。脳科学者はこれを『ボトムアップ型の注意』と呼ぶ。一方、僕たちはある程度まで、意識的に注意をコントロールできる。『トップダウン型の注意』、つまり自発的な注意力だ。トップダウン型の注意をコントロールできるかどうかで、人生の質は左右される。意味のある体験をする為には、その体験に注意を向けなければならない。注意を向けていないことは、起こっていないのと同じだからだ。ミシュラン星付きレストランでの最高の食事も、心がどこか別の場所にあれば、インスタントラーメンと変わらない」何に向けるか。