オリバー・バークマンさん。「時間をできるだけ有効活用しようとすると、余暇まで生産的に使わなければならなくなる、とジョン・デ・グラーフは指摘する。何もせずにのんびりするのが余暇の目的だったはずなのに、それだけでは足りない気がしてくるのだ。休みの日も将来に備えて投資していないと、なんとなく気分が落ち着かない。余暇そのものさえ、より生産的な労働者になるためのツールのように思えてくる。余暇を有意義に過ごそうとすると、余暇が義務みたいになってくる。それでは仕事とまるで変わらない。もう余暇すらも、やることリストの一つになってしまったからだ。調査によると、この傾向は裕福になればなるほど強まるらしい。お金持ちは仕事も忙しいけれど、自由な時間にもやるべきことは山ほどある、限りなく選択肢が多い」余暇にやるべきこと。