問いを生きる

オリバー・バークマンさん。「すぐに答えが出なくてもかまわない。詩人リルケの有名な言葉を借りるなら、重要なのは『問いを生きる』ことだからだ。真摯に自分に問いかけるだけでもいい。そのときあなたは、すでに自分の置かれた現実に向き合い、限られた時間を精いっぱい生きはじめていることだろう。「質問1:生活や仕事のなかで、ちょっとした不快に耐えるのがいやで、楽なほうに逃げている部分はないか?」不安から逃げるために、人は現実逃避の道を選びがちになる。先延ばしにする、気晴らしに時間を費やす、コミットメント恐怖症になる。急に片づけを始める、一度に大量のプロジェクトを引き受ける、といった具合だ。これらはすべて、自分が主導権を握っているという幻想を維持するための手段である。心配性もそれと大差はない」逃げがちであるけれど。