犯しがちな間違い

ナヴァル・ラヴィカントさん。「人間が一番犯しがちな間違いは、『外的環境に何かが起こったら幸福になれる』と信じることだと思う。仏教の基本的な教えだ。例えば私は新しい車を買った。ただの物体なのに。それで人生が大して変わるわけでもないのに。車が来たとたん興味を失うことはわかっているのに。要は、欲することにとりつかれているんだね。外からやって来るこの物体が、何かの幸せや喜びを運んでくる、という考えにとりつかれている。でもそれはまったくの妄想だ。といっても、外に向かって働きかけるなと言ってるわけじゃない。それは絶対するべきだ。私たちは生きている以上、やることがある。私たちは生物として秩序を生み出し維持することによって、局所的にエントロピー増大の法則に逆らっている。私たちはそのために生きている」すべて内に。