幸福は内にある

ナヴァル・ラヴィカントさん。「私はある程度の物質的、社会的成功を収めることに、人生の大部分を費やした。そして、その成功を手に入れたとき、あることに気がついた。私と同じように成功して、さらに成功しようとしているまわりの人たちが、あまり幸せそうに見えなかったんだ。私の場合は、間違いなく快楽順応(快楽を手に入れてもすぐに慣れてしまい、いつまで経っても幸福になれないこと)が働いていたね。これに気づいたことで、陳腐なようだが、『幸福は内にある』という結論に至った。この結論を得て、内面を磨き始め、そしてどんな成功も内にあって、外的環境とはほとんど関係がないと思い知った。外的環境に働きかけることは、どっちみちやる必要がある。人間は生物である以上、外に働きかけるようにできている」人生経験を経て、内面への道に。