主観的幸福感

内田由紀子さん。「主観的幸福感を、短期的な『瞬間的・感覚的喜び』あるいは、『快感情』(これを古代ギリシャの『快楽主義・ヘドニズム』からヘドニアという)と、長期的な視点でみて人生における『意味』や『方向性』を感じること(これをアリストテレスが使った用語から、ユーダイモニアという)とに分けて議論する事がある。簡単に言えばヘドニアは快楽主義、ユーダイモニアは生きがい追求主義といえるだろう。ヘドニアは日々の幸せを感じている事、ユーダイモニアは社会の中での繋がりや貢献意識、自分の人生に何らかの方向性を感じるかどうかという程度で測定される。ユーダイモニアについてはリフが『自己受容』『個人の成長』『他者との良い関係性』『自律性』『自分の周りにある環境を制御すること』『人生における目的意識』として定義している」幸せ。