二足のわらじ

森毅さんの言葉。「ひとつの仕事だけでもたいへんなのに、ふたつもうまくいくはずがないという人もいる。ぼくに言わせれば、ひとつの仕事にかけるからうまくいかないこともある。両道かけてみれば、かえってうまくいくこともあるものだ。ひとつの方向だけを見ていると、人間がかたまってしまう。もうひとつの方向との間で葛藤しているほうが、人間に幅ができる。そうするとすべてに幅を持った対処ができるようになる。かりにそうならなくても、人生の目的は自分を豊かにすることだからかまわない。ただし、ぼくは楽観主義者だから、自分の人生を豊にする人の方が、よい仕事もしてしまうと信じている。」ひとつのことに全身全霊打ち込まなければ成就できないものもあろうし、たとえば二千時間費やせばある程度のレベルには達するものもあろう。わらじ、やーい。