「えらさ」とは何か

本田宗一郎さん。「では、われわれのえらさは何だというと、いかに世の中に貢献したのかというのが尺度になってくると思う。かつての天皇陛下がえらいとか、大臣がえらいとかいうことじゃなくて、その貢献した度合によってえらさが決まる。社長というのは役柄だけであって、それはえらさじゃない。働く権利はみんな平等である。それではその貢献はどういうことで得られるかといえば、自分も満足し、人も認めるところによってのみ成立する。」これね、当たり前だと読み飛ばしたでしょう? でも、じっくりと読むとものすごく深い真理だと思うんですよね。えらさの尺度は役職ではなく世の中への貢献だということ、その基準は自他ともに、ということ。持っていこう、このモノサシを基準として。