プレゼンとカラオケ 

プレゼンテーションをするとする。周到に準備をする。しかし、話し始めた時の最初の観客の感触が命運を分ける。観客を「つかめて」いると思えれば、調子が出てくる。余裕が生まれ、相手を見回し、話し方がゆっくりになる。うまくいくときは、秒単位で予定時刻に終了できる。反対に、どうもいけないと思い出すと、ネガティブなサイクルが回り出す。余裕がなくなり、早口になり、しどろもどりになり、時につまり、最後がうまく決まらない。あげくのはては、予定した時間より早く終わってしまう。これ、カラオケで歌う時に似ているような気がする。客観的に唄うのは上手くない(誠に残念ながらそうらしい)のだが、気持ちよく唄えるときと、そうでないときは、最初の反応によるんですねえ、これが。最初に雰囲気をうまくつかむコツ、ありませんか。