10年かかる達人への道

エリクソン教授は、「達人への道」の中で、人はどうやったらその道の達人になれるのかを追究しているが、それは10年間の計画的練習によるとしている。計画的練習とは、単に反復練習するのではなく、次のステップにつなげることを念頭に、いわば一段上がるためには何をしたらいいのかという問題意識に立って、工夫をこらしながら練習すること。具体的には、(1)しかるべき難度を持った具体的目標を立て、(2)ただちにフィードバックが得られるようにし、(3)結果だけでなく、その結果を生み出すコツを重視すること。これを毎日4時間(それ以上だと集中力が途切れて効果が薄くなるから)、10年間続けると達人になれるという。但し、達人になったからといって、その道で成功するとは限らないとのことであるが。15000時間の努力を。