業務のブレイクダウン

小林忠嗣さん。「知的作業が知的作業たる由縁であるオリジナルな工夫や、創造性を発揮する段階とは、そのほとんどが作業の企画または設計段階にあることに気がつきます。何故なら、作業内容や方法を設計してしまった後は、その作業をただ一心不乱にやれば良いからです。しかし、我々は、毎日繰り返し行っている知的作業についていちいち作業方法を設計するなどということはやりません。ところが、実はこれが非常に大きな生産性低下の原因になっているのです。仕事を受けると同時に、その仕事をどうこなすかという設計をすることを、『業務のブレイクダウン』をすると呼びます。これは、仕事を受けた直後に実行しないとその効果性が大きく減少するものであり、その意味から、上手な仕事の『受け方』が大切なのです」受けた瞬間に、作業に分けよう。