吉越浩一郎さん。「集中して効率よく仕事を片づけるためには、時間が有限だということを肝に銘じなければならない。だから私は原則として残業を禁止していた。『残業すれば終わる』という発想が効率を下げる元凶になっているのなら、それをやめさせればいい。また、残業を禁止することで一日の業務に『締切』を設けるだけでなく、各自に与えた課題にも、全て日付入りの『締切』＝『デッドライン』を言い渡していた。人に仕事を頼むとき、『なるべく早く』とか『来週の初めくらいまでに』などと曖昧な期限を伝える人が世間には多いが、これではデッドラインを決めたことにならない。『いつでもいい』と言っているのと同じである。はっきり、『×月×日まで』と締切日を指定して初めて、デッドラインを設定したことになるのだ」宿題、明日までにね。
