決断は本人の顔を見て

nakatomimoka2008-08-20

小林栄三さん。「経営者は常に決断を迫られ、そのスピードも問われます。そのためには、その案件のリスクや将来性、問題点等を十分に検討し把握しなければなりません。リスクが小さくない案件の場合、私は担当者の顔を見て決断します。どんな顔つきで、その提案をしているか、責任者の熱意や執着心を見るのです。いまの時代、プレゼンの資料なら新入社員でさえ立派なものを作ってきます。もちろん、その内容は十分に吟味しますが、最後は提案者の目つき、顔つきです。たとえば南米にいい出資話があるがリスクも小さくないとします。こういう場合は、誰が現地に行って最後まで面倒を見るつもりなんだと問います。これは書類ではわかりません。本人の顔を見て、熱意を測る……これで一番正確で早い決断ができます」そういう顔で決断を迫りたいもの。