しあわせ反対論者

nakatomimoka2009-11-06

岡本太郎さん。「ぼくは、しあわせ反対論者なんだ。つまりね、簡単にいってしまえば、人間がしあわせと思っているときは、死がいちばん遠ざかったときなんだ。しかし、これは生きがいを失ったことになる。そんなしあわせは、ぼくは欲しくないね。」「つまらない生き方でだらだらと生きているのが犬生きさ。でも今は、ほとんどの人間がそうだよ。カッコよく生きているといわれている連中だって、犬生きしているにすぎないのが多い。」「ただ食えて、生命をつないでいるだけじゃ、辛いよ。たとえ生活の不安がなくても、毎日が実に空虚だし、実際、むなしい。何を自分はほんとうにやりたいのか。そうなってからじゃ、もう遅いんだなあ。」のほほんと、しあわせを追い求めているように思える、近頃の私。死に近いエッジのところで、いまから生きられるか。