原田隆史さん。「まず最高と最低と中間の三段階の目標を考えさせます。自分の幅（ゾーン）を明らかにするのです。自分の目標の幅が明らかになった所で、『今回の目標』を立てるとズレがなく、現実的な目標を描けます。目標が決まれば、さらにその目標を達成したらどんないいこと、どんな利益があるのかも考えて書いておきます。全国大会で確実に入賞するような選手は、この三段階の目標設定をじつにきめ細かくできるようになります。（略）彼女は『最高の目標＝日本一』『中間の目標＝三位』『絶対できる目標＝六位』と設定して試合にのぞみました。結果は、見事に自己ベストで五位となりました。こうして目標を三段階に立てると自分がめざす方向がより具体的になり、結果もぴたりと合ってきます」はずさない目標のゾーンを自分で掴むこと。
