名人の技

nakatomimoka2010-01-30

まず、基本がある。修練を積み、工夫をする。すると、人によっては、あたかも神からの啓示があるように、卓越したレベルのものが生まれることがある。それは、曲のメロディーであったり、小説の文章であったり、料理の味付けであったり、武道の技であったりするかもしれない。そうして、まれに我々はそれを、普段のものでない、特別なものとして、感動さえ伴って、まれにそれを受け取る、巡り会うことができる。勿論、受け取り手の状態もある。いかに優れたものでも、素養の無い人には価値はわからない。また、風邪をひいていては料理は味わえない。それでも、一段上の、名人芸は存在する。それを応心で常に生み出せるのが名人で、まれに、凡人が努力の末に偶然に(再現性無く)生み出せたりする。というようなことを、ポールのアナザー・ディを聞きながら考えた。