やる以上は名人・達人に

nakatomimoka2014-03-17

内田樹さん。「人間には『こんなこと』はできませんと早計に断定すべきではない。人間の可能性なんて、本当にわからないんですから。何年稽古していても、『僕、素人ですから』と言う人がよくいるんです。『別に武道家として名人・達人になりたいわけじゃない。適当に稽古をして、いい汗かいて、ビールが美味しければ、それでいいんです』みたいなことを言う。本人はもしかすると謙遜して言っているつもりかもしれないけれど、それじゃダメなんです。やる以上は名人・達人になりたいと思って稽古しなくちゃ意味がない。『自分みたいな運動神経のない人間はうまくなりようがない』とか、『忙しいサラリーマンで、週に1回しか稽古できないんだから、せいぜいこの程度』というようなことを自分で言っていると、自分で自分の限界を作ってしまう」私が名人に。