高野登さん。「まずは『感謝し続けること』です。我々は、何もかも当たり前と思っている。当たり前に生きていて、当たり前に仕事が出来て、当たり前にご飯を食べられる。でも、本当は、全部当たり前ではないと思うのです。遺伝子の村上和男先生は『我々が生まれてくるのは、宝くじに連続何十本も当たる確率より難しい』とおっしゃっているんですね。にもかかわらず、自ら命を絶つというのは、一番もったいないと思います。よく研修の終わりごろの時間に『今日、朝起きてから今の時間までに、感謝できることを１０個あげてください』という課題を出すんです。でも上げられない方が多いのです。それではダメだと思うのです。だから、そういう感謝の気持ちを、仕事の現場で共有したいですね」さて、朝起きてから今まで、感謝することを十挙げられますか？
